名家の天才に転生しました　16話あらすじと韓国原作漫画レビュー

※未読の方はネタバレにご注意ください

コミカライズHyun ji cho先生、原作Pleiss先生による転生ファンタジーの成長物語。

漫画アプリ「ピッコマ」で連載中、ぜひおすすめです。

漫画のあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。

名家の天才に転生しました16話あらすじ
名家の天才に転生しました16話レビューまとめ
まとめ

名家の天才に転生しました16話あらすじ

デインと話しながらシドレインはちょっと待てよ、と思った。「ところでどうしてサークルが見えないんだ？これほどの魔力密度ならサークルが見えるはずだが」シドレインは目を見開きビクッとした「まさかあれは・・・！魔力コアがふたつ！」デインの心臓に絡みつく蒼色のコアが2つ見えたのだ。

「どうして魔力コアなんて作ったんだ！？」デインに対して怒鳴るシドレイン。シドレインの反応の理由が分からず、作ってはダメなのかと尋ねるデイン。「当たり前だ！こんな桁外れの魔力親和度を持っていながら、ただの剣士でいるつもりか？なぜサークルも作らずにコアなんかを・・・！それだけの才能を自ら潰す気か！」

ぽかーんとしながら、「じゃあふたつとも使えばいいのでは？」と答えるデインに、シドレインはイライラした。

「魔剣士」がどうして短命か、彼らは魔力コアとサークルを併せ持つことで強大な力を発揮するが、コアとサークルが互いに干渉し合い衝突することで問題が生じる。コアで圧縮させた魔力をサークルへ送り込むと衝突に耐えきれなくなったサークルが爆発するのだ。

「まったく！才能がもったいない！」と話すシドレインにデインは、サークルなしに魔法を使うことは不可能なのか質問した。「不可能ではない。しかし、サークルを通さずに高純度の魔力を要する魔法をどう扱うつもりだ？君のように考えた者がいなかったわけではないが、私の知る限り全て失敗に終わっている」答えるシドレイン。

デインは試してみると言った。魔法の魔力コードを配列し直せば・・・スルルルルウウウウ・・・ボワアッ！！！手元で炎を爆発させてみせた。「あれ？できちゃいました。1チェーン程度の初歩的な魔法ですが」ボワボワと巨大な炎が立ち上り続ける。

「こ・・・こんなことがあるわけない！サークルを通した魔力でしか魔法は使えないはずだ！」シドレインは眼の前の光景が信じられなかった。

デインは炎を消し、次に自分の周囲に防御魔法を張り巡らしてみせる。「アラベラ姉さんは私の魔力親和度は普通より高いと言っていました。おそらくそのせいではないでしょうか？」デイン自身もまさかできるとは思っていなかった。サークルなしで魔法を使えることを初めて知った。

生まれ持った魔力親和度。それに加えて誰よりも純粋で高密度な魔力まで。「こいつは本物だ！」シドレインは、もしよかったら自分の弟子になってみる気はないか、とデインに尋ねた。断るデインにすがりつくシドレイン。まだ2チェーンの魔法コードを知らないデインに8チェーンまで教えるから、と説得しようとするが、デインは首を振る。

ちょうどソグレス伯爵が二人のもとへ来た。弟子になれという話を断っているところです、とデインが状況を説明する。「ご子息は天才だ！史上最高の魔剣士が誕生するかもしれません！」興奮するシドレインの言葉に複雑な表情になるソグレス伯爵。「ま・・・魔剣士？」あ、父上の前で出してはいけないワードを・・・とデインは思った。ゴゴゴゴゴゴッ。態度も表情も豹変するソグレス伯爵。「魔剣士はダメだ！！デインは魔剣士ではなく、魔槍士になるんだ！」え？そこが問題だったのか・・・？予想外の展開に引きつるシドレイン。”ハハ・・・この家の人間は揃いも揃って・・・”

部屋で落ち着くと、デインは弟子というものについて考えみた。魔法使いにとって「弟子」というのは、非常に大きな意味を持つという。魔法使いは本来伝承という形で後継者を育成する。古代から続いてきたこの慣習は、現代魔法教育が確率された今でも受け継がれている。つまり、シドレインも単なる弟子ではなく「後継者」を探しているということだな。8チェーンの大魔法使いが執着するということは、自分の才能はやはり本物ということか。デインはアラベラが会いたくなったら魔力を吹き込んでねと言いながらくれた水晶を思い出した。デインはアラベラに相談することにした。

図書室で自習しているアラベラ。デインからの通信が入る。デインの声に、大喜びのアラベラだった。